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筑後川昇開橋

筑後川昇開橋

昭和10(1935)年旧国鉄佐賀線の敷設とともに、九州最大の河川「筑後川」の河口付近に架設された東洋一の可動鉄橋。現存する昇開式可動橋としては最古のものです。
全長507.2m。高さ30mの2つの鉄塔にはさまれた中央部分の稼働桁が約23mの高さまで上昇し、大型船が自在に航行できるようになっています。
鉄道技師稲葉権兵衛の橋梁設計、鉄道技師坂本種芳の可動装置設計により昭和7(1932)年起工、昭和10年に竣工。
可動桁は、長さ24m、重量48t。稼働桁の左右にある吊上塔(鉄塔)には4本のガイドレールが走り、この上で滑車が回り機械室内の巻上装置を介してワイヤで桁を引き上げるしくみです。
この可動装置を考案した坂本種芳は、趣味の手品で世界的な賞「スフィンクス賞」を受賞するなどアマチュア手品師としても有名で、子の圭史氏は昇開橋の可動装置が、イリュージョン“人体浮揚術”の仕掛けと力学的に共通し、父は趣味の手品から得られた知恵を仕事にも生かしていたと語っています。
現在は『遊歩道』として一般に開放されています。夜間にはライトアップされ、大川の新しい観光スポットとして注目されています。
平成15(2003)年には、国の重要文化財に指定され、平成19(2007)年には日本機械学会より機械遺産に認定されています。

  • 筑後川昇開橋

    昇開橋を通行する船舶

  • 筑後川昇開橋

    橋歴板(銘板)には設計荷重、桁形式、
    製造所、製造年、使用材料が刻まれて います。

 

  • 筑後川昇開橋

    吊上塔の平衡重錘(バランスウェイト)

  • 筑後川昇開橋

    夕陽の昇開橋

  

開館時間:8時30分から17時
休館日:毎週月曜日(休日の場合はその翌日) 年末年始
入館料:無料
問い合わせ:公益財団法人 筑後川昇開橋観光財団
 電話番号:0944-87-9919