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酢

現在も江戸情緒を残す町並みが広がる小保・榎津地区。榎津地区には、寛永年間創業の酢醸造業を営む「庄分酢」があります。
三百年間、一子相伝の製法が代々受け継がれきた酢造製法は、微妙な気候変化を感じ取る長年の勘が命。
現在は、14代目の高橋一精さんが伝統を守りながら大川の特産「あまおう」をはじめフルーツを使った飲むお酢をはじめ、ドレッシングなど、今の生活スタイルにあわせた商品作りに取り組んでいます。
庄分酢の建物、高橋家住宅は宝暦9年(1759)に建築されたもので、市の文化財に指定されています。
試飲コーナーでは、酢を使った料理やドリンク酢などを楽しむことができ、平日は酢作りの見学もできます。
毎年4月下旬に行われるイベント「藩境のまつり」に合わせて酢蔵開きが行われ、期間中は酢の試飲や試食のほか、お酢を使った料理教室なども催しが行われ、毎年多くの観光客で賑わいます。

  • 酢

    玄米黒酢の仕込み/土中に半分埋まった
    大甕を使用。この甕が太陽熱を吸収し、発酵
    します。和紙に柿渋とフノリを塗った紙で蓋。
    蓋には、仕込み年月日を書き込まれています。

  • 酢

    表面に張った酢酸菌/3か月の間、時折紙を
    開けて菌の様子を確認します。
    発酵を無事終えた若い酢は、貯蔵タンクで
    熟成されます。

 

  • 酢

    江戸時代の建物を利用した店内では
    酢の試飲や料理を楽しむことができます。

  • 酢

    土蔵の壁には酢作りをユーモラスに
    描いた絵が架かっています。